大型車の車輪脱落事故防止対策「令和6年度緊急対策」 について | 2024.10.4 |
国土交通省と(公社)全日本トラック協会より通達がありましたので、周知します。
大型車の車輪脱落事故防止対策「令和6年度緊急対策」 について
大型車の車輪脱落事故が増加していますので、以下の事故防止対策について積極的な取組をお願いいたします 。
1. 事業主・会社代表者 の方へ
車輪脱落事故防止のための「お・ と・さ ・な・い」 のポイント について、自社内の整備管理者、運転者及びタイヤ脱着作業者に周知徹底を図ってください。
※チラシを参照 おとさない チラシ
2.整備管理者 ・補助者 の方へ
・作業時間に余裕を持った、計画的なタイヤ脱着作業を実施してください 。特に降雪地を運行する車両がある場合は、積雪予報が発せられた際に急な交換とならないよう十分配慮してください。
・自社内でタイヤ脱着作業を行う際は、正しい知識を有した者が実施 してください 。著しくさびたホイール・ボルトやホイール・ナット、ディスク・ホイールでは、適正な締付力が得られないため、タイヤ脱着作業時に点検・清掃や潤滑剤の塗布を行っても、さびが著しいディスク・ホイールや、ひっかかり等の異状がありスムーズに回らないホイール・ボルト及びホイール・ナットは、使用せず交換してください。
・車輪脱落事故の多い左側後輪について重点的に点検してください 。積雪地域や舗装されていない道路を走行する大型車について、入念に点検してください 。
・増し締めをやむを得ず車載工具で行う場合の実施方法を運転者やタイヤ脱着作業者に指導してください 。なお、車載工具で増し締めを行った場合は、必ず帰庫時にトルクレンチを使用して規定のトルクで締め付けてください 。また、トルクレンチは校正が必要ですので留意してください。
自社でタイヤ脱着した大型車による車輪脱落事故が多発していることを踏まえた対策
・自社内で大型車のタイヤ車の脱着作業を行うときは、作業者に「タイヤ脱着作業管理表」に沿って作業を実施し、その結果を記録してください。
・タイヤ脱着作業完了後、「タイヤ脱着作業管理表」をもとに適正なタイヤ脱着作業が作業が行われていることを確認してください。
・「タイヤ脱着作業管理表」を使用し、増し締めの実施結果を使用し、増し締めの実施結果を記録してください。
・点検実施者に「日常点検表」を使用し、「ディスク・ホイールの取付状態」の点検を確実に行ってください。
・増し締め実施後、点検ハンマによる確認手法、ホイール・ナットへマーキングを施す、又は、インジケーター類をを装着し、それらのずれを確認する手法により、ホイール・ナットの緩みの点検を確実に確認してください。
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